駐在妻の葛藤
そもそも、主人の駐在先に帯同するつもりはなく、仕事をバリバリしていた20代後半。
女一人で仕事も家事も子育てもするのは、文字通り目が回るほど忙しく、時折り挫けそうになりました。
それでも、毎日が新鮮でやり甲斐のある仕事が楽しくて、続けていました。
しかし世間の目は好奇に満ちていて、旦那不在の子持ちの20代キャリアウーマンともなれば、格好のおもちゃ。
まるでワイドショーの主人公に仕立て上げるかのごとく、下世話な噂や、職場でのポジションの不利な処遇に振り回されました。
そんな中、決心がついたのが、子どもの心の揺らぎが見えてしまったから。
一歳から保育園に通っていたうちの子は、パパ大好きで、土日をそれは楽しみにしていました。
しかし旦那の転勤が決まり、母子2人の生活が始まり...全て上手くまわっていると思っていた2年目の夏。
旦那の元を訪れ、日本へ帰って来た直後、、、
突然の保育園の登園拒否。
習い事に行っても、お教室にも入れない。
私から離れられなくなった子どもに直面して、どうしたらいいかわからず焦りばかり。
さらに保育園の先生に、パパが転勤してしばらくしてから、お昼寝の指しゃぶりが始まった、と聞かされ...
もう限界かもしれない。
そう思いました。
極めつけは、友達の結婚式。
遠恋だった新郎新婦のスライドショーに感激してボロ泣きしていた私。
(私は感激キャラではなく、間違っても人前で泣くことはありませんでした...)
「は〜 泣けるわ〜」
と話していると、
「やっぱりさあ、今やっぱりすごい寂しいんだよ。旦那いなくて大変でしょ。」
と返されたことに驚いてしまいました。
えっ そっち??って。
私が抑えて気づかないフリをしていた感情を、
そーれっっ ポン!!! はいよっっ
と突きつけられた感じがして、ハッとしたんです。
その冬、退職を決心し、初夏に旦那の元に飛びました。
少なからず、ここに集まっている日本人の駐在妻の中には、私のように好きな仕事を辞めて家族が一緒にいる事を選んだ人も多いです。
もちろん3〜5年の我慢と割り切り、日本で仕事を続けながら家を守っている奥様もいらっしゃいます。
大好きな仕事と、家族。
両方取りたいけれど、身体は一つ。
帰国すれば、旦那の収入激減の問題も待ち構えています。
それなのに、自分は仕事に戻れない。
駐在妻の共通の悩みです。
(あ、世界の◯◯社とか言われている大企業の奥様は、悩んでいませんね、羨ましいです笑)
アフィリエイトは、そんな私の葛藤の出口になるんじゃないか、そんな気がして勉強を始めることにしました。
何も困っていない主婦が、思いつきで片手間にお小遣い欲しさに出来るものでは無い。
駐在を終えて帰国まで、残り数ヶ月。
まずは報酬5000円に向けて、勉強を頑張ります。